ダイアモンドは硬い?
ダイアモンドは硬い。
これは常識ですよね。
お客様とお話をしていると、
とにかくダイアならぶつけても何しても大丈夫でしょ!
という話題になったりします。
確かにダイアモンドにひっかき傷などをつける事は難しいです。
ダイアモンドを削るにはダイアモンドで削るしかないと言われています。
ですが、無敵ではありません。
ダイアモンドが硬いと言われる理由は
ダイアモンドの「硬度」がとても高いからです。
この硬度は1822年にフリードリヒ・モースさんという人が
10の鉱物を選び、その鉱物同士をお互いに擦り合わせ、
ひっかき傷の付き方を比べ、10段階の基準を決めました。
宝石や鉱物の硬度はこの「モース硬度」によって表されています。
この硬度は、他の宝石、尖ったものや研磨剤などによる引っ掻きに
対する宝石表面の抵抗力を表しているのです。
そのため、ダイアモンドは硬度が高く引っ掻きに強くても、
適当な面にそって、上から衝撃を与えれば割れてしまうのです。
リングに留っているダイアモンドでも
打ち所が悪ければ割れてしまう可能性もあるのです。
石にはそれぞれ特徴がありますが、
ダイアモンドは石を留めている貴金属よりも硬いため、
石留めの爪が緩むと徐々にダイアによって
爪が摩耗されてしまいます。
石留めが緩んでいるときは、宝石やさんや
加工やさんに持って行って、早めに直すことをおすすめします。
大切な宝石は、どの子も大切に扱ってあげて下さいね♪