札幌市中央区にある質屋「丸長質舗」のスタッフまる姉のつぶやきです。

札幌の質屋☆まる姉のつぶやき

ダイアモンドが生まれる場所

ダイアモンドが生まれる場所って
どんな環境かご存知でしょうか?

鉱山自体は、大体あまり人の住まない僻地にある印象…です。
私は見に行った事がないのですが、祖父がその昔
南アフリカのダイアモンド鉱山に行った事があります。
あまり治安の良いところではなさそうでした。

さて、ダイアモンドがどこに眠っているかというと
ダイアモンドは高温高圧のところが大好きです。
でも、高温すぎず、高圧過ぎず、絶妙な場所でのみ生まれます。
温度は約900度から1300度。
圧力は45キロバールから60キロバールの間。

あまりピンと来ませんが、
温度はガラス工芸に使われる炉内の温度が大体最高1300度くらいです。
圧力は、普段私たちが生活している環境が1気圧だとすると、
45キロバールの場合、その45,000倍の気圧という事になります。
これは、説明されても実感できませんが…

地球上でちょうどその環境にあるのは地表から150km〜200kmの
深さのところになります。

ちなみに、地表から、地球のど真ん中までは約6300kmだそうです。

そんなわけで、昔からダイアモンドは採掘されていますが、
そんな深くまで掘るのは一大事。

下の写真はカナダのエカティ鉱山です。
エカティ鉱山全体

GoogleMapで探してみたのですが、写真真ん中ちょっと右に
2つ丸いところが見えると思います。
これは、露天掘りといって、パイプを掘りその周りの石などを
爆破しながら掘り進めて行く方法です。
ここは、カナダのかなり北に位置していて、建物も
ダイアモンド鉱山関係の建物と空港以外、あまりなさそうです。

掘っては、運び出し…と中心からトラックが運び出すため、
ぐるぐる螺旋状のうずまきが見えています。
エカティ鉱山アップ


鉱物なので当然といえば当然ですが、地底深くで育つ結晶が原石も美しく、
あんなにキラキラと輝くダイアモンドになることに、
自然の力とロマンを感じてしまいます。